aL Base【アエル ベース】永遠のおとしもの筒井 文那 個展
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少し前にそこにあったもの。
それは、知らず識らずなくなっている。
私たちは全てのものが必ずしも永遠ではないとわかっているのに、こぼれ、消えていく様を見て悲鳴をあげている。
私以外の命と一緒にいた記憶、手に届かなくなった今、それは一瞬のように感じる。
だからこそ、一瞬一瞬を消えないように何度も何度も刷り込んで、記憶だけの命と生きていく。
私の命が尽きたら消える想い出を、断片が残るように。
筒井文那 と aL Base による展示プロジェクト
ギャラリーより
この度、作家 筒井文那の個展「永遠のおとしもの」を開催いたします。
筒井文那は、幻想的で、可愛らしさの中に寂しさと悲しさを内包させた作品を数多く生み出す、SNSでの注目度も高いアーティストです。
本展では、近しい人や生き物との別れを経験したことによる、死や生、記憶や存在などを、自身の思い出とともに、作品にこめて落としていく展示となっております。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
作家情報
筒井 文那TSUTSUI Fumina
静岡県出身。
東京工芸大学卒業。
幼い頃から絵を描くことが好きで、ずっと描き続けてきました。多岐にわたる趣味に没頭してきましたが、絵に対する情熱が長く続いていました。
以前は精神的に不安定な時期があり、不安な時ほど良い絵が描けると感じていたのですが、克服するにつれて絵をあまり描けなくなっていきました。そんな時、お話を作ってそれに基づいて描くことを思いつき、今のスタイルに至ります。近年は、祖父や一緒に暮らしていた犬や小鳥が相次いで亡くなったことも大きく影響しており、元々死について描くことが多かったのですが、死や生、記憶や存在など、以前よりも広い世界を描くようになりました。
作品に対するこだわりとして、かわいさと寂しさ、悲しさのバランスに気を付けています。特に力を入れているところとして、顔のパーツの位置についても、かわいさを追求するために何度も描き直し、調整しています。顔のバランスについては、アメリカの画家マーク・ライデンから大きな影響を受けました。
作品の中に、寂しさと悲しさを含ませていますが、それらをかわいさで包み込んでいます。私の作品を見て下さる方には、かわいさの部分に隠れている寂しさや悲しさを見つけてほしく、そして胸の奥にキュッとした痛みを感じてもらいたいのです。
経歴
- 静岡県出身
- 東京工芸大学卒業
主な展示会add_circle
- 2024年
- 「Anime World Exhibition」(Street Star Gallery, タイ)
- 2024年
- 「LOOP LOOP」(NU 茶屋町, 大阪)
- 2024年
- 「CONTEMPORARY FESTIVAL」(豊洲ららぽーと, 東京)
- 2024年
- 「常の夜、只の夜」( marienkafer, 東京)
- 2024年
- 「森の妖精たち」(STARBRIDGE TEA,MOTTO ART, 東京)
- 2024年
- 「mini◯」(Sansiao Gallery, 東京)
- 2024年
- 「mini◯」(Sansiao Gallery, 香港)
- 2024年
- 「日本當代藝術2024」(A4 gallery, 台湾)
- 2023年
- 「日本當代藝術2023」(A4 gallery, 台湾)
- 2023年
- 二人展「枕元に沈む国」(marienkafer, 東京)
- 2023年
- 「ME BEFORE YOU」(Gallery Daisy, 韓国)
- 2023年
- 「KITAKAZE」(Maizon Ozmen, フランス)
- 2023年
- 「A4 WALL MATSUYA GINZA」(松屋銀座3階ゲストラウンジ, 東京)
- 2022年
- 「いちご狩り展」 (ぎゃらりぃあと, 大阪)
- 2022年
- 個展「ゆりかご」 (gallery hydrangea, 東京)
- 2022年
- 「ドローイング展」 (marienkafer, 東京)
- 2022年
- 「あしもとにゆらぐ」 (京都府立植物園, 京都)
- 2021年
- 「人魚展」 (ArtComplexCenter, 東京)
- 2021年
- 「森の木霊」 (green&garden, 京都)
- 2021年
- 「ドローイング展」 (marienkafer, 東京)
- 2021年
- 「まぼろし王国」 (SUNABAギャラリー, 大阪)
- 2021年
- 「Langue」 (ぎゃらりぃあと, 大阪)
- 2021年
- 「瞼に滲む灯り」 (marienkafer, 東京)