aL Base【アエル ベース】薄膜より透明な気配筒井文那 個展
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この度aL Base【アエル ベース】では、作品の中に悲しくも暖かい物語を作り、生と死、記憶と存在について描くアーティスト 筒井文那の個展「薄膜より透明な気配」を開催いたします。
今回の展示では、自然と植物をテーマに、自身の旅行での体験などベースにした作品を展示いたします。
また、当ギャラリーでは2回目になる個展ですが、昨年の「作品に込めた物語のポエム」に引き続き、新しい取り組みを共に行いました。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
作家情報
筒井 文那TSUTSUI Fumina
静岡県出身。
東京工芸大学卒業。
幼い頃から絵を描くことが好きで、ずっと描き続けてきました。多岐にわたる趣味に没頭してきましたが、絵に対する情熱が長く続いていました。
以前は精神的に不安定な時期があり、不安な時ほど良い絵が描けると感じていたのですが、克服するにつれて絵をあまり描けなくなっていきました。そんな時、お話を作ってそれに基づいて描くことを思いつき、今のスタイルに至ります。近年は、祖父や一緒に暮らしていた犬や小鳥が相次いで亡くなったことも大きく影響しており、元々死について描くことが多かったのですが、死や生、記憶や存在など、以前よりも広い世界を描くようになりました。
作品に対するこだわりとして、かわいさと寂しさ、悲しさのバランスに気を付けています。特に力を入れているところとして、顔のパーツの位置についても、かわいさを追求するために何度も描き直し、調整しています。顔のバランスについては、アメリカの画家マーク・ライデンから大きな影響を受けました。
作品の中に、寂しさと悲しさを含ませていますが、それらをかわいさで包み込んでいます。私の作品を見て下さる方には、かわいさの部分に隠れている寂しさや悲しさを見つけてほしく、そして胸の奥にキュッとした痛みを感じてもらいたいのです。
経歴
- 静岡県出身
- 東京工芸大学卒業
主な展示会add_circle
- 2024年
- 「Anime World Exhibition」(Street Star Gallery, タイ)
- 2024年
- 「LOOP LOOP」(NU 茶屋町, 大阪)
- 2024年
- 「CONTEMPORARY FESTIVAL」(豊洲ららぽーと, 東京)
- 2024年
- 「常の夜、只の夜」( marienkafer, 東京)
- 2024年
- 「森の妖精たち」(STARBRIDGE TEA,MOTTO ART, 東京)
- 2024年
- 「mini◯」(Sansiao Gallery, 東京)
- 2024年
- 「mini◯」(Sansiao Gallery, 香港)
- 2024年
- 「日本當代藝術2024」(A4 gallery, 台湾)
- 2023年
- 「日本當代藝術2023」(A4 gallery, 台湾)
- 2023年
- 二人展「枕元に沈む国」(marienkafer, 東京)
- 2023年
- 「ME BEFORE YOU」(Gallery Daisy, 韓国)
- 2023年
- 「KITAKAZE」(Maizon Ozmen, フランス)
- 2023年
- 「A4 WALL MATSUYA GINZA」(松屋銀座3階ゲストラウンジ, 東京)
- 2022年
- 「いちご狩り展」 (ぎゃらりぃあと, 大阪)
- 2022年
- 個展「ゆりかご」 (gallery hydrangea, 東京)
- 2022年
- 「ドローイング展」 (marienkafer, 東京)
- 2022年
- 「あしもとにゆらぐ」 (京都府立植物園, 京都)
- 2021年
- 「人魚展」 (ArtComplexCenter, 東京)
- 2021年
- 「森の木霊」 (green&garden, 京都)
- 2021年
- 「ドローイング展」 (marienkafer, 東京)
- 2021年
- 「まぼろし王国」 (SUNABAギャラリー, 大阪)
- 2021年
- 「Langue」 (ぎゃらりぃあと, 大阪)
- 2021年
- 「瞼に滲む灯り」 (marienkafer, 東京)
自然の中でなにかの気配がする
姿は見えない、声もない
そんなときはこの子たちが向こうから干渉してきているのだと思う。
みなさんには見えない姿を私が可視化した展示です。
聞こえぬ息づかい、触れぬぬくもりを感じて頂けたら幸いです。