symbiosis

あおきさとこ

技法
染色(筒描き、引き染) 、シルクレジン / 絹、樹脂・酸性染料、顔料
サイズ
W 282mm × D 46mm × H 214mm
制作年
2021年

symbiosisは 共生。

コロナ禍で 世界が一変した時、
逃げられない現実に
受け入れるしかないと思った。

この時期、人々が外出しなくなった事で
空気がきれいになり、植物にとっては
良いこともあったらしい。

外に出られない事で、家族との
コミュニケーションは増え、子どもたちは
嬉しかったらしい。

どんな状況になったとしても、
考え方ひとつで 世界はポジティブになる。

コロナ禍の中で それらをイメージして
染めた絹布の上に、
金の線画と黒の線画を交互に
層に描いていく事で 光と影の共生、
コロナとの“共生”を 表現した。

ネガティブな感情で描かれた作品も、
アートという形にすると、美しいに変わる。

絵の中で線画が宙に浮いて見える不思議な
奥行きのある作品“layer series”は、
透明な樹脂の層に線画を少しずつ
描き重ねることで、線画の下に影が落ち、
平面作品ながらも立体的な作品である。

真正面から見ると線が繋がっているように
見え、視線をずらすと、線がバラバラに
描かれていることが解る。

線画は、「筒描き(金彩)」という
円錐状の筒に入れた染料を絞り出しながら描く
という染色の技法を応用し、同じ手法で
絞り出しながら細い線を描いている。

色の部分は、手染で染色した絹布が、
多層の中に入っている。
染めた絹布が朽ちないように
樹脂で閉じ込めたそれは「琥珀」のように、
染色品を永くたのしめる一品となっている。

*こちらの作品は樹脂を 6層 ほど重ねて
制作しています。

あおきさとこ:経歴

  • 広島県出身
  • 広島市立大学 博士前期課程 芸術学研究科 造形計画専攻 染織造形領域 修了
symbiosis | あおきさとこ | aL【アエル】