万 糸吉Mayu

“存在をなぞる”という言葉をテーマに、少女や景色を構成し、シルクスクリーンなど版画を用いて表現する。

“存在をなぞる”とは、画面や紙という二次元の世界に彼女たちが実在したならば、と自身の記憶や景色の中へと落とし込み、鉛筆のドローイングと写真を組み合わせることで、少女の存在する景色を表現することである。それは日常の景色で、不意にみたときに思い出す朧気な記憶、残像である。
版画で制作していることは、直接描く絵画とは異なり、いくつもの工程を挟むことで、少女の存在が自分にとって遠いところにあることを表している。
特にシルクスクリーンでは、版を解体(解版)する為、版が残らない。紙の上に刷られた彼女たちがインクの残像としてだけ残る。私と少女の間では、距離が縮まらない追いかけっこをしているように感じている。

略歴

2019年
「第40期国際瀧冨士美術賞」 優秀賞

主な展示会

2024年
グループ展「武蔵野美術大学助教助手展」(武蔵野美術大学美術館,東京)
グループ展「舞踏会」(小金井シャトー, 東京)
2023年
「GEISAI#22 & Classic」 (東京ビッグサイト)
2022年
「武蔵野美術大学卒業・修了制作展」 (武蔵野美術大学美術館, 東京)
「東京五美術大学卒業修了制作展」(国立新美術館, 東京)
「GEISAI#21」 (東京ビッグサイト)
2021年
「囲」 (新宿眼科画廊, 東京)
グループ展「お泊まり会」 (目黒rusu, 東京)
「第46回全国大学版画展」 (上田市立美術館, 長野)

いますぐ購入できる作品

作品 タイトル 技法 サイズ 制作年 価格(税込)
景色にながされて シルクスクリーン、いづみ 408 × 243 × mm 2025年 38,500円
レイヤー散策 シルクスクリーン 210 × 295 × mm 2023年 28,600円
解体:景色にながされて シルクスクリーン、いづみ 408 × 243 × mm 2025年 127,600円
Re:夜明けが呼んでる シルクスクリーン、いづみ 410 × 318 × 19 mm 2024年 49,500円
survive シルクスクリーン、風光 330 × 480 × mm 2025年 42,350円
知らない終着点 シルクスクリーン、アラベールホワイト 297 × 378 × mm 2025年 31,900円
空色 シルクスクリーン、アルデバラン 227 × 227 × 19 mm 2025年 22,000円
escort-escape シルクスクリーン、いづみ 255 × 282 × mm 2024年 22,000円
sunset drive シルクスクリーン、ヴァンヌーボナチュラル 297 × 366 × mm 2025年 31,900円
0時まで シルクスクリーン、いづみ 205 × 285 × mm 2025年 23,100円
甘美、風光る シルクスクリーン 333 × 333 × 19 mm 2024年 44,000円
寸隙 シルクスクリーン、アイボリーケント 250 × 278 × mm 2025年 22,000円
隣で微笑んで シルクスクリーン、 227 × 227 × 19 mm 2025年 22,000円
紛れた気配 シルクスクリーン 297 × 420 × mm 2023年 55,000円
Leave me behind シルクスクリーン、いづみ 280 × 350 × mm 2025年 55,000円
解体:寸隙 シルクスクリーン、アイボリーケント 250 × 278 × mm 2025年 66,000円
遠方まで シルクスクリーン 297 × 420 × mm 2023年 50,600円
解体:Leave me behind シルクスクリーン、いづみ 280 × 340 × mm 2025年 385,000円
seeyou シルクスクリーン、アルデバラン 335 × 502 × mm 2025年 44,000円