JOURN!aL

じゃ〜ん!アエル ただのジャーナルです…

aLで起きたこと、
考えたこと、
変えてきたこと。

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ギャラリーの裏側を、全部つないでみた。その3(後編)「販売精算書をつくる」

その3「作家に精算する」を書き終えてから、大事なことをひとつ書き忘れていることに気づきました。 作家に精算するのであれば、販売精算書を作家に提出しなければなりません。 銀行口座をどう扱うか、個人情報をどこに保存するか、認証をどうするか。そんなことばかり考えていたら、肝心の精算書について書くのを完全に忘れていました。 これだけ機能を追加していると、何をつくったのか自分でも忘れ始めるようです。 販売精算書くらい、人がつくってもいい aLくらいの規模であれば、一度の展示会で作成する販売精算書の数はそれほど多くありません。 作品が売れたら販売内容を確認して、作家ごとに金額をまとめて、精算額を計算してP…

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ギャラリーの裏側を、全部つないでみた。その3「作家に精算する」

作品が売れたら、次は作家への精算です。 ここまでは「同じ情報を何度も入力するのが面倒」という、わりと平和な理由でシステムをつないできました。でも、作家への精算となると少し話が変わります。振込をする以上、銀行口座などの個人情報を扱わなければなりません。 そこで今回、この仕組みをつくるにあたって最初に決めていたことがあります。 「aLのWebサイトには、銀行口座を絶対に保存しない」 作品名やサイズ、作品画像などはWordPressで管理すればいい。でも、銀行口座まで同じデータベースに入れるのは違うだろうと考えました。 もちろん、自分たちで専用のサーバーを用意して、暗号化したうえで管理する方法もあり…

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ギャラリーの裏側を、全部つないでみた。その2「作品を販売する」

2.作品を販売する aLもそうですが、ギャラリーでは作品を販売するために、レジシステムにも作品を登録しています。ということは、作家ポータルから受け取ってWebサイトに登録された作品情報や画像を、今度はPOSレジにも登録することになります。 同じ情報を、また別のシステムに入力する。面倒です……。 システムは基本的に、面倒なことを解消するために使うもの。システム屋を30年やってきた身としては、「そりゃPOSレジにも連動させるよね」という話になります。 aLでは決済にSquareを利用しています。入金が早くてありがたい。そしてSquareにはAPIが用意されているので、Webサイトに登録された作品情…

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ギャラリーの裏側を、全部つないでみた。

ギャラリーを運営していると、思っていた以上に事務作業が多い。 展示会が決まってからも、作家から作品情報を集める。Webサイトに登録する。展示が始まれば作品を販売する。売れたら作家ごとに精算する。 一つひとつはそれほど大きな仕事ではないのですが、展示会を開催するたびに同じ作業を繰り返します。 そしてaLを運営している会社は、もともとWebやシステムをつくる仕事もしています。昨今はさまざまなサービスがAPIを提供しているので、やろうと思えば、これらの作業もかなり自動化できるのではないだろうか。 ちょうどaLのWebサイトをリニューアルしようと考えていた時期でもあったので、 「面倒なところ、全部つな…

作品とキャプションの目線移動
EXHIBITION MAKING

作品とキャプションの目線移動

飯村武志個展では、作品とキャプションとミニカーのセットで設置することになったことで、全体の目線を上下だけの移動で見せられないかなと… 作品は定位置として、ミニカーはL字の棚に置く、キャプションを右か左…目線移動が多いなと。 美しさは縦に3つだとは思うもキャプションが読みづらい。ので斜めにするかと。 …

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そして、台形の棚は量産機へ。

零号機、初号機、2号機。 作品をどう見せるかというところから始まったaLの台形展示台は、使うたびに少しずつ形を変えてきました。 零号機では、まず台形の棚をつくること。 初号機では、そのバランスを整えること。 そして2号機では、展示が終わったあとに分解して保管できる構造へ。 ここまでくれば、もう十分だったはずです。 でも、分解できるようになったことで、また別のことを考え始めました。 「これ、もっと簡単に組み替えられるようにしたら、aL以外でも使えるんじゃないか」 そうして、台形展示台は「量産機」へ進むことになりました。 できるだけ、ばらせるようにする 量産機でまず考えたのは、展示台を構成する部品…

10日間のために、ギャラリーの真ん中に壁をつくる。
MAKING EXHIBITION

10日間のために、ギャラリーの真ん中に壁をつくる。

福岡ゆらりさんとオカユウリさん、二人の作家による「月と太陽」という二人展を開催することになりました。 二人とも作品の基調は比較的ホワイトに近く、そして展示タイトルは「月と太陽」。 せっかく二人で展示するのに、ひとつの空間の右と左に作品を分けて、「こちらが福岡さん、こちらがオカさん」と展示するだけでは…

aL MAKING

台形の棚をつくる。初号機から2号機へ。

「台形の棚に作品を置いたら面白そう」 そんな思いつきから生まれた、aLの台形展示台「零号機」。 板を台形に切るところから始めて、中枠をつくり、なんとか実際の展示で使えるところまでたどり着きました。 そのときは、それで完成したつもりでした。 でも、一度つくって終わりにはなりませんでした。 もう少し、バランスを整えたい 零号機を実際に使ってみると、 「もう少しこうしたほうが綺麗なんじゃないか」 というところが見えてきます。 そこで零号機の構造をベースに、全体のバランスを取り直すことにしました。 台形の角度や上下の大きさ、作品を載せたときの見え方。 展示台だけを見て形を決めるのではなく、その上に作品…

aL MAKING

台形の棚をつくる。零号機。

あおきさとこさんの展示会を企画していたときのこと。 これまで平面作品を中心に展示していたなかで、新たに立体作品を展示することになりました。 さて、どうやって展示しよう。 作品を見ながら考えていると、ふと、 「長方形じゃなくて、台形の棚に置いたら面白いんじゃないか」 と思ってしまいました。 展示会場で立体作品を置く棚というと、長方形のものが多い印象があります。 もちろん、長方形でも作品は置けます。 でも、この作品を見ていると、なんとなく台形のほうが似合う気がする。 だったら、台形の棚を探してみよう。 そう思って探し始めたのですが、そんな都合のいいものは、なかなか売っていません。 売っていないなら…

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V.aLは、どうして今の形になったのか。

林ほのかさんの個展「レモンオレンジ」を開催した頃、V.aLもひとつの転換点を迎えました。 それまで映像のディレクションを担当していた人間がいなくなり、これからV.aLをどうするかを考えなければならなくなったからです。 とはいえ、それまでの人生で映像のディレクションなんてやったことがありません。 でも、やる人がいない。 じゃあ、やってみるか。 そんなところから、新しいV.aLをつくり始めることになりました。 長いインタビュー、本当に見るだろうか それまでのV.aLでは、作家へのインタビューを比較的長い動画として制作していました。 もちろん、作家自身の言葉をしっかり聞けるという意味では、長いインタ…

交換するカーペットに、書を書いてもらった。
EXHIBITION

交換するカーペットに、書を書いてもらった。

2025年1月、書道家・村松歩実さんの展示会を開催しました。 この頃、aLがオープンしてから約2年。会場の床に敷いているカーペットも、さすがに少しずつ汚れが目立つようになり、そろそろ交換しようと考えていた時期でした。 そんなタイミングで開催することになったのが、書道家による展示会。 だったら、交換す…

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日本画技法とストリートアートで「和菓子」と連想してしまうaL

新埜康平さんの個展を開催することになったとき。 日本画の技法とストリートアート。 その作品を見ながら、なぜかaLでは「和菓子」を連想してしまいました。 だったら、近隣の和菓子屋さんと何かできないだろうか。 お店おすすめの和菓子を新埜さんに作品にしてもらい、その作品を実際にお店に展示する。 そこに個展のDMも置いてもらえれば、 和菓子屋さんで作品に出会う↓「近くで個展をやっているんだ」と知る↓aLにも足を運んでもらう という、新しい流れがつくれるかもしれない。 思いついてしまったので、とりあえず飛び込みで営業してみることにしました。 伺ったのは、 追分だんご本舗さん新杵KIKUJIROさん あり…

大きな本を開くと作品が出てきたら?と考えた
EXHIBITION MAKING

大きな本を開くと作品が出てきたら?と考えた

筒井文那さんの2度目の個展を企画していたときのこと。 作品のイメージを眺めながら、 「なんか、遊園地とかにあるような大きな本をめくる感じにしたい」 と思ってしまいました。 大きな本を開くと、その中から作品が出てくる。 そんな展示ができたら面白いんじゃないか、と。 ただ、思いついたはいいものの、そもそ…

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展示会を10日間開催にした理由

aLでは、当初2週間を基本として展示会を開催していましたが、現在は土日が2回含まれる10日間を基本日程としています。 変更した理由は、より多くの方に作品をご覧いただける機会をつくるためです。 展示会へ足を運びたいと思っていても、平日は仕事などで時間が取れない方も少なくありません。そのため、平日の営業時間は20時まで、土日・祝日は18時までとし、仕事帰りにも立ち寄っていただけるようにしています。 また、会期を10日間にすることで、土日が2回訪れる日程を確保しながら、作家にとっても来場者にとっても負担の少ない展示期間になると考えています。 さらに、aLでは8月の展示会開催をお休みしています。 近年…

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レーザー墨だし器があるとないとでは

ギャラリーを始めて半年ほど経ったころ、レーザー墨出し器を購入しました。 それほど高価なものではなく、いわゆる格安品です。 どこのギャラリーでも当たり前のように使っているものなのかもしれませんが、aLではスタートからしばらく経ってから導入することになりました。 そして使ってみると、 「最初から買っておけばよかった」 と思うくらい、設営が楽になりました。 作品を何点も壁に並べて展示するとき、ひとつひとつ高さを測って位置を決めていくのは、思っている以上に時間がかかります。 レーザーで基準となるラインが一本出ているだけで、作品の位置を決める作業がずいぶん早くなる。 ほんの少しの道具ですが、あるとないと…

作品コラムを、封書にしてみた。
EXHIBITION MAKING

作品コラムを、封書にしてみた。

作品には、できれば文章があったほうがいい。 もともとの始まりは、そんな少しIT的な考えからでした。 作品についての言葉があることで、その作品を見た人にとっての情報が増える。それはWebサイトに掲載したときにも、検索やSEOという意味でプラスになる。 だから、作品ごとにコラムを書いてもらおう。 ここま…

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値段と「売れました」シールを出したくないというワガママ

これは、そもそもアート業界のことをよく知らないところから始めたからなのかもしれません。 ギャラリーを見て回っていると、作品の横に価格が書いてあって、売れた作品には「売約済」や「SOLD」のシールが貼られている。 もちろん、作品を販売する場所としては、とてもわかりやすい。 でも、どうしてもあのシールが気になってしまいました。 作品そのものを見ているところに、値段や「売れました」という情報が直接入ってくる感じが、なんとなく嫌だった。 だったらaLでは、やらないでみよう。 そんな、ちょっとしたワガママから、作品情報をカードにまとめることにしました。 カードには作品情報とQRコード。 QRコードを読み…